新型コロナウイルスはインフォでミックだと言われるように、毎日様々な情報が交錯しています。美しいものも醜悪なものも、ものすごい頻度で出てくるので気持ちが大きく揺れることもありますが、今日は話題になっているクオモNY州知事のスピーチを二本ご紹介します。
一つ目はほぼ毎日1時間ほど行われるというプレスブリーフィングの様子。字幕も付いています。
現状どういう状況なのか、これからどうなると予測しているのか、その予測した状況を好転させるために何をいつまでにどうするのか、を具体的な数字やデータ、またデータソースも示しながら明快に説明しています。医学的なことでわからないことは率直に詳しく私は分からないとしながらも、正確な用語を使い、記者たちが調べられるようにしています。
また印象的なのが、きちんと話す内容をグラフや文字で動的に、また同時にグラフィックで示しているところです。情報を明確に理解するのに大変役立ちます。
もう一つは、3月27日に行われた、州兵への激励スピーチです。現在ニューヨークでは医療機関のキャパシティの拡大のため、緊急病院を建設しています。その作業にNational Guardと呼ばれる州兵を招集し進めているのですが、彼らを前にした彼の心のこもった激励の弁です。原稿など見ずに、自分の言葉で語りかけるリーダーのあり方に心を動かされます。
時間に余裕のあるこんな時ですから、こういった素晴らしいスピーチを教材に英語の練習してみるのも良いでしょう。
比較的ゆったりとしたペースですので、シャドウイングから初めて、だいたい頭に入ったら音声を決して、日本語字幕をみて、英語出しをする、というのが効果的な訓練法だと思います。
プレスリリースの様子
州兵への激励スピーチ