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ジェノランケイブ鍾乳洞

ブルーマウンテン観光の2日目はバスツアーで世界最古の鍾乳洞、ジェノラン洞窟に向かいます。シドニーのホテルからも日本語ツアーなどが出ているようですが、私たちはカトゥーンバ出発のツアーに参加しました。10時半に出発し、バスで2時間ほど揺られていく車窓にはユーカリの原生林と開墾した牧草地の織りなすオーストラリア独特の風景が流れていきます。草を食む牛や馬、そして野生のカンガルーも一匹だけ見ることができました。昼頃に到着し、ランチをしてからいよいよ洞窟ツアーの開始です。いくつかのコースから選べるのですが、私たちは子どもでも楽しめる1時間半コースのオリエントケイブをチョイス。風が入ることで鍾乳洞が傷むらしく、2枚の分厚いドアで仕切られた入り口を通り洞窟に入ると、温度が一気に下がってひんやりしています。暗いのが苦手な次男が泣き出して、洞窟にこだまする彼の大音量の泣き声に一時はツアー断念かと危ぶみましたが、その後なんとか持ち直し無事最後まで見ることができました。専属のガイドさんはお話が本当に上手で、素晴らしい話術に豊富な専門知識を散りばめて飽きないように解説してくださいます。鍾乳石にも色々な形状があり、薄く層状になったものをショール(肩掛け)というそうです。ガイドさんが、「あれベーコンみたいやろ」というので、それ以降ショールは豚ばら肉にしか見えなくなってしまいました。(1枚目の鍾乳石の写真、真ん中のところ)3億5千年の歴史があるといわれるジェノランケイブ。とにかく圧倒的な規模で、今まで見たどの鍾乳洞よりも見事でした。地球の悠久の時の流れと不思議な自然の造形美に見とれるうちにツアーは終了。バスは午後4時過ぎにジェノランケイブを出て、6時前にカトゥーンバに戻るという1日仕事でした。カトゥーンバ出発のツアーはバス代と洞窟ツアーチケット混みで100ドルほど。シドニー発の日本語ツアーは160ドル程度のようです。英語ツアーよりは少し値が張りますが、機会があればぜひ見にいっていただきたいオススメの観光地です。