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映画「ブラックパンサー」

新しいマーベルヒーローの映画、「ブラックパンサー」を子ども達と見てきました。子どもの映画に付き合う時には、決まって寝てしまうのですが、これはとても面白かったです。SF映画は想像の世界を描きながら、現実社会へのメタファーになっていることがよくあります。マーベルヒーローですと、Xメンなどは、ミュータントを迫害を受けるマイノリティとして描く社会的な側面が見て取れる面白い作品です。今回のブラックパンサーも、エンターテインメントとして成立させながら、同時にとてもストレートに現実社会の問題を考えさせる作りになっていました。ネットでアメリカのアフリカ系アメリカ人の子ども達が初めての黒人のヒーロー映画を見て顔を輝かせていると読んだのですが、映画を観て子ども達が心の深いところで満たされた気持ちになるだろうなと思い、そんな想いを持ってこの映画を作った人たち、演じている黒人俳優の想いなどを考えると、なんだかその素晴らしさにとても胸が熱くなりました。

 

どの子も、一人一人、肯定的な自己イメージを持てるよう、様々なあり方を時に普通のありふれた私たちとして、時に、ヒーローや憧れの対象として描いて見せていくことって重要だと思います。日本でも男の子ってこう、女の子ってこう、恋愛って、結婚てこうというもん斬り方のイメージでなく、いろんなあり方が素敵な存在として描かれてそれが日常に溢れていけばいいなと思いました。

 

「ブラックパンサーを見る黒人の子ども達:なぜこの映画が必要なのか」Haff Post